PARADISE SERIES STORY -幼き少女たちの楽園ストーリー-
「こんにちは、いらっしゃい」
いつものように、玄関には見知らぬ母親と、その娘が無言で立っていた。
子どもの手を引いた母親は始終不安そうな顔つきだ。
何をしに来たのか?それはもちろん、目的は一つだろう ―――。
ここは人里離れた、誰ひとり来ることのないような秘境の地。
かつて限界集落と呼ばれ、人が住んでいた時代もあったが、誰も居住しなくなって久しかった地域だ。
私がこの地を開拓するまでは ―――。
「私はこの地で何を始めたのか・・・?それは・・・詳しくは言えないですね・・・。ある葉っぱを育てていまして、それ以上は。後ろ盾はしっかりしていますよ。一般的には怪しい人ばかりかもしれませんがね、ははは」そう語るのは5年前からこの地の開拓を秘密裏に始めた橋田さん(54・独身男性)。
ここの集落には、表立っては言えない秘密がある。
現代の問題を逆手にとり、男たちの欲望を満たす、ゲスなコミュニティー。
シングルマザーを相手に、住居を無料で貸出し、“ある仕事”をさせ、無料で食事をあたえる。仕事中は子どもを預け、面倒をみてもらえるのだ。
噂を聞きつけてきたシングルマザーたちがこの山奥後を訪ねてくる。
そう、今日も一組・・・。
母親「あ、あの・・・」
橋田「はい、わかっていますよ。どうぞこちらへ」
少女「ママ、ここどこ?」
母親「静かにしてなさい」
親子を応接室へと通す。
橋田「どうぞお座りください」
母親「はい、失礼します・・・。」
橋田「こちらでの居住をご希望でしょうか?」
母親「は、はい。噂を聞いてきました」
・・・
・・・
・・・
また一組、ワケアリの家庭がこの集落の一員となった。
結婚後、子どもを授かり出産をするも、仕事に明け暮れる夫と初めての子育てに悪戦苦闘する夫婦の関係性が悪化し離婚。シングルマザーとなってしまう日本人女性は多く、その多くは夫から生活費・子育ての資金はもらえず、生活に困窮する母親が少なくない。大変な日本の社会問題である。
三食まともに食べられない母子家庭も少なくないというほどだ。
都会での息苦しい生活、子育ての疲れ、お金の不安などがストレスとなり、困り果てる若きシングルマザーたち。
噂を聞きつけ、今までのすべての生活を捨て、人間関係を断ち切り、密かにこの地へとやってくる。
橋田「お子さんはお預かりしますが、よろしいんですね?」
母親「・・・はい・・・。」
ニヤリ。橋田の顔が緩む。
子ども預かり所のスタッフは、全員50~60代くらいのゲスい男性ばかり。
これが何を意味しているのか?
橋田「生活を保証する代償。子どもを自由にさせてもらうのだよ。ん?男の子?受け付けませんよ(ゲス顔)」
母親は日中怪しい仕事をさせられ、子どもたちは園で自由に?遊ばせる。
そう、下着や裸姿で。
橋田「子どもは風の子、元気の子、健康的でしょう?ははは」
ゲスなオヤジたちが少女たちをもてあそぶ。
母親たちは娘を代償に、居住スペースと食事、そしてお金を得られる。
橋田「この子たちの写真も、海外で飛ぶように売れるんですよ。ははは」
いろいろな危ないビジネスをしているようだ・・・。
橋田「子どもが大きくなった頃にはだいたい母親は独り立ちできるだけの金は貯まっている、黙ってこの地を去っていきますよ」
そこには日本の闇しかなかったのだった ―――。